なぜ、みうら接骨院は「靴」を徹底的にチェックするのか?〜施術だけでは救えなかった足の悩みと、私が行き着いたひとつの答え〜

こんにちは。みうら接骨院 院長の三浦です。

当院に来院された患者様から、よく驚かれることがあります。 それは、「施術に入る前やカウンセリングの時に、普段履いている靴をとても細かくチェックする」ということです。

「足腰の痛みを診てもらいに来たのに、どうして靴を見るの?」 「靴の減り方や履き方まで確認されるとは思わなかった」

そう疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、私がここまで靴やインソール(靴の中敷き)、そして「足そのものの構造」に強くこだわるようになったのには、ある大きな「挫折と発見」のストーリーがあります。

今回は、なぜ当院が「靴のチェック」を治療と同じくらい大切にしているのか、その理由と私の想いをお話しさせていただきます。

1. 施術者としての挫折:「通っている時はいいけれど…」

このきっかけは、私が以前、勤務していた接骨院で施術者として働いていた頃にさかのぼります。

当時も、足の裏の痛み(足底筋膜炎など)、外反母趾、かかとの痛み、あるいは歩くたびに響く膝や腰の痛みを抱えた患者様が数多く来院されていました。

私は施術者として、手技や電気療法などを駆使し、一生懸命に施術を行っていました。 施術直後は「あ、ラクになりました!」「痛みが軽くなりました」と喜んでくださる患者様も多く、私自身も「これで良くなっていくはずだ」と思っていました。

しかし、現実は甘くありませんでした。

数日経つと「また痛みが戻ってしまった」「歩くとやっぱり痛む」と、なかなか根本的な改善に至らない患者様が一定数いらっしゃったのです。

通院してくださっている間は一時的に和らぐものの、生活の中に戻ると再び痛みがぶり返してしまう。

「自分の施術技術が足りないのだろうか…」 「施術以外に、この痛みを根本から取り除く方法はないのだろうか?」

目の前で足のトラブルに悩み、痛みを抱えながら生活されている患者様を前にして、私は強い歯がゆさと自分の力不足を感じていました。

2. ひとつの出会い:「靴とインソール」という盲点

靴にインソールを入れている写真

「手技による施術だけでは限界があるのかもしれない。何か他に良い方法はないだろうか?」

そう思い詰めた私は、足の痛みを根本から解決するためのあらゆる文献や治療法を探し始めました。そこで出会ったのが、「靴やインソールを見直し、足の動き(バイオメカニクス)から整えて改善していく」というアプローチでした。

目からウロコが落ちる思いでした。

私たちは日常生活の中で、1日に何千歩、時には1万歩以上も歩きます。その間、体重の何倍もの衝撃を受け止めているのは「足」であり、その足を包んでいるのは「靴」です。

どんなに施術で骨格を整え、筋肉をほぐしても、「足に合っていない靴」や「間違った履き方」をし続けていれば、歩くたびに足の骨格に歪みが生じ、自ら痛みを再発させてしまうのです。

建築で例えるなら、どれだけ立派な柱(体幹や骨盤)を修理しても、土台(足元)が傾いていれば家全体が歪んでしまうのと同じでした。

「根本改善のためには、手技だけではなく、毎日足元を支える『靴』そのものを変えなければいけない」

そう確信した瞬間でした。

3. 基本からの学び直し:足の解剖学と足病学の世界へ

足・膝の模型

靴の大切さに気づいた私は、そこから改めて「足」についての学びをスタートさせました。

国家資格を取得する際にも解剖学や生理学は学んでいましたが、足元に特化した解剖学、運動学、そして靴のフィッティング技術やインソールの処方について、基礎から徹底的に学び直しました。

  • 足の骨格構造とアーチの仕組み(トラス機構・ウインドラス機構など)
  • 歩行時に足がどのように変形し、衝撃を吸収しているのか(過回内・過回外などの動き)
  • 靴が持つ本来の構造と、足に及ぼす影響
  • 個々の足の歪みを補正するインソールの役割

学べば学ぶほど、「なぜあの時の患者様の痛みが戻ってしまっていたのか」の理由が明確になりました。

痛みの原因は、単に「筋肉が硬いから」「骨盤が歪んでいるから」だけではなく、日常的に履いている靴によって足本来の機能が失われ、不自然な歩き方になっていたからだったのです。

4. なぜ当院は「靴のチェック」をするのか?

このような経験と学びを経て開院した「みうら接骨院」では、患者様のお体を評価する際、お体の状態を診るのと同時に必ず「靴のチェック」を行っています。

当院が靴をチェックする理由は主に3つあります。

① 靴の「すり減り方」や「変形」は、足の歪みの履歴書

靴底の減り具合やアッパー(生地)の崩れ方を見ると、患者様が日常でどのように歩き、足のどの部分に負担をかけているかが一目でわかります。靴は、あなたの歩き方の癖を証明する「履歴書」なのです。

② 合わない靴が、痛みの最大の原因になっているケースが多い

サイズが大きすぎる靴、かかとが柔らかすぎる靴、靴ひもを縛らずに脱ぎ履きしている靴……。これらは一見ラクに思えますが、実は足の中で指が泳いでしまい、無意識に足指や足裏に過度な力が入る原因になります。これが足底筋膜炎や外反母趾、ひいては膝痛や腰痛の引き金になります。

③ 施術の効果を「持続」させるため

当院で施術を受け、足のバランスを整えたとしても、お帰りの際に足に合わない靴を履いて歩き出してしまえば、その瞬間に元の悪い状態へと引き戻されてしまいます。施術で得た良い状態を長持ちさせ、根本改善へ向かうためには、正しい靴の存在が不可欠です。

5. 足元から、あなたの「歩く喜び」を守りたい

「いろいろな治療院に通ったけれど、足の痛みが良くならない」 「湿布やマッサージでは、その場しのぎにしかならない」

もしあなたがそんなお悩みを抱えているなら、原因は体そのものだけでなく、毎日履いている「靴」や「足のアーチの崩れ」にあるかもしれません。

みうら接骨院では、手技による丁寧な施術はもちろんのこと、解剖学に基づいた足の評価、正しい靴選びのアドバイス、そして必要に応じたインソールの提案まで、足元からの根本改善をトータルでサポートいたします。

「たかが靴」と思わずに、ぜひ一度、普段履いている靴を持って当院にご相談ください。

あなたが痛みなく、自分の足で快適に歩き続けられる未来のために、私たちは足元から全力でサポートいたします。

「繰り返す腰の痛み」から抜け出す第1歩を踏み出してみませんか?