「健康のためにウォーキングを始めたのに膝が痛い…」それ、フォームではなく「足元」が原因かもしれません

「健康のためにウォーキングを始めたけれど、最近膝の内側が痛む…」 「せっかく運動を習慣にしようと思ったのに、痛くて歩くのが苦痛…」
当院にも、このように「健康意識高く運動を始めたのに、膝を痛めてしまった」という方がご相談に来られます。
一生懸命歩いているのに痛みがでてしまうと悲しいですよね。 実は、ウォーキングで膝を痛めてしまう方の多くが「ある共通の落とし穴」に陥っています。
今回は、ウォーキングで膝が痛くなる本当の原因と、今すぐ確認してほしいポイントをお伝えします!
1. 膝が痛いからといって「膝だけに原因がある」とは限らない
膝が痛むと、「膝の筋力が足りないのかな?」「歩き方が悪いのかな?」と考えがちです。 もちろんそれらも要素の一つですが、実はもっと根本的な原因が「足元(足関節や足のアーチ)」に潜んでいることが非常に多いのです。
人間の足は、家で例えるなら「基礎(土台)」の部分です。 土台が傾いている家の上に、いくら立派な柱(膝や腰)を立てても、全体に歪みが生じてしまいますよね。
ウォーキング中、足元が正しく体重を支えられていないと、歩くたびにその歪みや衝撃がそのまま「膝」へとダイレクトに伝わってしまいます。
2. 落とし穴①:足のクッション(トラス機構)が働いていない
本来、人間の足の裏には綺麗な「アーチ(土踏まず)」があり、歩く時の衝撃を和らげるクッションのような役割(トラス機構)を備えています。

しかし、長年の癖や筋力・柔軟性の低下によってこのアーチが崩れていると、歩くたびに地面からの衝撃を吸収しきれなくなります。
逃げ場を失った衝撃はどこへ行くかというと……足酒ではなくすぐ上にある「膝関節」にも影響をがあります。 1歩ごとの小さな衝撃でも、何千歩と歩くウォーキングでは、膝にとって大きな負担となってしまうのです。
3. 落とし穴②:歩くたびに足首が内側に倒れ込んでいる(過剰回内)
もう一つ非常に多いのが、着地した瞬間に足首が内側にカクッと倒れ込んでしまう現象(過剰回内/オーバープロネーション)です。

足首が内側に倒れると、連動してスネや太ももの骨も内側に雑巾を絞るようにひねられます。 すると、膝の関節には「まっすぐ曲げ伸ばしする動き」に加えて「ねじれ」の力がかかり続けることになります。
「まっすぐ歩いているつもりなのに膝の内側が痛む」という方は、まさにこの足元のねじれが原因で膝の組織を引っ張ってしまっている可能性が高いのです。
4. 今日からできる!膝を守るためのチェック&対策
「じゃあ、どうすればいいの?」と思った方は、まずご自身の「靴」と「立ち姿」をチェックしてみてください。
① 靴底の「減り方」を見る
お持ちのウォーキングシューズの裏を見てみてください。 かかとの内側だけ極端にすり減っていませんか? 内側が減っている方は、歩行時に足元が内側に倒れ込んでいる(過剰回内)サインです。

② 靴の選び方・履き方を見直す
柔らかすぎて足を固定できないフニャフニャした靴や、サイズが大きすぎる靴は足元のグラつきを助長します。
- かかと部分がしっかり硬く、足をホールドしてくれる靴を選ぶ
- 靴を履くときは「かかと」をトントンと合わせてから、靴紐をしっかり結ぶ これだけでも、足元のグラつきが抑えられ、膝への負担が軽減します。
まとめ:膝を痛めずに楽しく歩くために
ウォーキングで膝が痛くなったとき、「筋トレをしなきゃ!」と無理をして歩き続けると、かえって痛みを悪化させてしまうことがあります。
大切なのは、痛む膝だけを見るのではなく、「なぜ膝に負担がかかってしまっているのか?」という全体のバランス(特に足元)を見直すことです。
「靴を変えても痛みが引かない」 「自分の足がどう歪んでいるのか知りたい」
という方は、無理をせずお気軽に当院にご相談ください。 足元の構造からしっかりチェックし、あなたが安心して楽しく歩ける体づくりをサポートいたします!

