扁平足の反対「ハイアーチ」とは?正しい姿勢作りのポイントを解説!


はじめに

「すぐ足が疲れる」「長く歩くと足の裏がジンジン痛む」
こんなお悩みはありませんか?

それ、もしかすると”ハイアーチ“と呼ばれる足の状態が関係しているかもしれません。

ハイアーチとは、足の裏にある土踏まず(アーチ)が通常よりも高くなっている状態のこと。
扁平足とは正反対の足の形で、一見すると「理想的」に見えることもありますが、実は足や姿勢に負担をかけやすい特徴があります。

ここでは、

  • ハイアーチとはどんな足なのか
  • 身体や姿勢にどんな影響があるのか
  • 日常でできる対策やケア方法

を、専門的な視点を交えながら、できるだけわかりやすく解説していきます。
足元から体を整えたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。


ハイアーチとは?扁平足との違い

私たちの足には「土踏まず」と呼ばれるアーチ構造があります。
このアーチは、

  • 体重を支える
  • 歩行時の衝撃を吸収する
  • バランスを保つ

といった重要な役割を担っています。

足のアーチの状態には、主に次の2つがあります。

  • 扁平足
    土踏まずが低く、足裏が地面にべったり接している状態
  • ハイアーチ
    土踏まずが高く、足の中央部分が地面から浮いている状態

ハイアーチの場合、地面に接する面積が少なくなり、かかとや指の付け根に負担が集中しやすいという特徴があります。
その結果、足だけでなく全身のバランスにも影響が出やすくなります。


ハイアーチが身体に与える影響

ハイアーチの方に多く見られる影響には、次のようなものがあります。

足裏への負担が集中しやすい

土踏まずが高いため、衝撃をうまく分散できず、

  • かかと
  • 足の前側(指の付け根)

に負担がかかりやすく、足裏の痛みや疲れにつながります。

姿勢や体のバランスが崩れやすい

足元が不安定になることで、無意識に体がバランスを取ろうとします。
その結果、

  • 猫背
  • 骨盤の歪み
  • 腰痛・膝痛

など、足以外の不調が出るケースも少なくありません。

歩き方・動作への影響

衝撃吸収が弱くなるため、歩行時や運動時に膝・股関節・腰へ負担が伝わりやすくなります。
スポーツをされる方では、ケガのリスクが高まることもあります。


ハイアーチになる主な原因

ハイアーチは、ひとつの原因だけで起こるわけではありません。
大きく分けると、以下のような要因が関係しています。

  • 先天的・構造的な要因
    生まれつき骨の形が高い、神経や筋肉の疾患によってアーチが高くなるケース
  • 筋肉や柔軟性の問題
    足裏やすねの筋肉が硬くなることで、アーチが過剰に持ち上がるケース
  • 靴や動作のクセ
    合わないシューズ、足の使い方のクセ
  • 姿勢や骨盤の歪みの影響
    全身のバランスの乱れを補うために、足のアーチに負担がかかるケース

「足だけの問題」と思われがちですが、体全体のバランスが関係していることも多いのがハイアーチの特徴です。


靴選び・インソールでできるハイアーチ対策

ハイアーチの方は、靴選びがとても重要です。
合わない靴を履いていると、痛みや不調が悪化しやすくなります。

インソールの活用

足のアーチを適切にサポートし、

  • 体重のかかり方を分散
  • 足の骨の並び(アライメント)を整える

ことで、歩行が安定しやすくなります。

自分の足に合った靴を選ぶ

  • 靴のサイズが合っている
  • きつすぎず、緩すぎない
  • かかとがしっかり安定する

このあたりが基本ポイントです。

当院では、足のサイズや状態をチェックしたうえで、靴やインソールのご提案も行っています。


自宅でできるストレッチ・エクササイズ

日々のケアを少し取り入れるだけでも、足の負担は変わってきます。

① タオルギャザー

床にタオルを広げ、足の指でたぐり寄せます。
足裏の筋肉をやさしく鍛えるエクササイズです。

② 足裏マッサージ

テニスボールやゴルフボールを足裏で転がします。
硬くなった足底をほぐすのに効果的です。

③ 足首〜すねのストレッチ

イスに座り、つま先を床につけて足首を伸ばします。
足首の前側が伸びていればOK。裸足で行いましょう。

④ ショートフットエクササイズ(少し難易度高め)

足の指を曲げずに、つま先とかかとを近づけるよう意識します。
足の内在筋といわれる細かな筋肉をコントロールする練習になります。

無理のない範囲で、毎日の習慣にしてみてください。


治療が必要になる目安

次のような症状がある場合は、治療をおすすめします。

  • 足や足首の痛みが続いている
  • 歩くのがつらい、距離が短くなった
  • 日常生活に支障が出ている
  • セルフケアをしても改善しない

早めに対応することで、悪化を防げるケースも多いです。


まとめ

ハイアーチは、扁平足とは反対にアーチが高い足の状態で、
知らないうちに姿勢や歩き方、体全体の不調につながることがあります。

しかし、

  • 正しい靴・インソールの選択
  • 足に合ったケアやエクササイズ

を行うことで、痛みや負担はしっかり軽減できます。

足元が安定すると、体は驚くほど楽になります。
まずは「自分の足を知ること」から、はじめてみてくださいね。

足のお悩みがあれば、ひとりで抱え込まず、いつでもご相談ください。
あなたの足と体が、より快適に動けるようサポートしていきます。