外反母趾の原因と正しい靴選びのポイント
sanはじめに
「足の親指が外側に曲がってきた…」「靴を履くと親指の付け根が痛い…」
そんなお悩みはありませんか？
外反母趾（がいはんぼし）は、見た目の変形だけでなく、歩くたびに痛みを感じたり、長時間の外出がつらくなったりと、生活の質に大きく影響する症状です。
まずは「なぜ外反母趾になるのか？」を知ることが、予防や改善の第一歩。
この記事では、外反母趾のメカニズムから、足に優しいシューズの選び方までをわかりやすく解説します。
外反母趾とは？そのメカニズムを正しく理解しよう
外反母趾とは、足の親指が体の中心から外側へと曲がり、付け根の関節が突出してしまう状態です。
単に「骨が曲がる」だけではなく、足の骨・関節・筋肉・腱といった複数の要素がバランスを崩すことで起こります。
本来、親指の付け根（中足趾節関節）はしっかり安定しているのですが、長期間にわたって「曲がる力」が加わり続けると、少しずつ変形が進んでいきます。
特に足の筋肉が弱くなったり、足のアーチ（土踏まず）を支える力が低下すると、親指が外側に押し出されやすくなるのです。
外反母趾を悪化させる日常習慣
① 合わない靴を履いている
ハイヒールやつま先が細いパンプス、幅の狭い靴などは、指を圧迫して外反母趾を悪化させる原因になります。
一方で、サイズが大きすぎる靴も問題です。歩くたびに足が靴の中で動き、親指の付け根に余計な負担がかかってしまいます。
足の形にフィットしていない靴を履き続けると、少しずつ変形が進行してしまうため、「足に合った靴を選ぶ」ことが何よりも大切です。
② 歩き方のクセや筋力の低下
歩行時、つま先が外側を向いていると、蹴り出すときに親指の付け根へ強い負担がかかります。
また、足の指でしっかり地面をつかむ力が弱いと、バランスが崩れやすく変形を助長します。
買い物や通勤、ウォーキングなど、日常生活の中で足の使い方を意識することが、外反母趾予防の第一歩になります。
外反母趾の方におすすめの靴選び
外反母趾の予防・改善には、足に合った靴を選ぶことが何より重要です。
以下のポイントをチェックしてみましょう。
① 自分の足のサイズを正確に知る
外反母趾の方は「痛くないように」と少し大きめの靴を選びがちですが、それが逆効果になることもあります。
靴のサイズは「長さ」だけでなく「幅」も大切です。
足の長さと幅を測定し、自分に合うサイズを把握しておきましょう。
② 機能性の高い靴を選ぶ
歩行時に足を安定させ、負担を減らすには、以下の3つの条件を満たす靴がおすすめです。
- かかと部分がしっかり硬い（踵が安定し、足がブレにくい）
- つま先だけが自然に曲がる（歩行動作をスムーズにする）
- ねじれに強い構造（足首や膝への負担を軽減する）
これらの条件を満たす靴を選ぶだけでも、足への負担を減らすことができます。
③ 種類に迷ったらウォーキングシューズがおすすめ
スニーカーやランニングシューズなど種類が多く迷う場合は、ウォーキングシューズを選びましょう。
長時間歩いても疲れにくい設計で、靴自体の安定性も高いのが特徴です。
ただし、ウォーキングシューズでも機能性が低いものもあります。
実際に履いてかかとやつま先の硬さをチェックしてみてください。
早めのケアが大切です
外反母趾は「そのうち治るだろう」と放置すると、痛みが強くなったり、変形が進んで歩行が困難になることもあります。
早めに足の状態をチェックし、正しい靴選びやストレッチ、インソールの活用などで改善を目指しましょう。
もし痛みや違和感がある場合は、１度ご相談下さい。
早期に対策を始めることで、痛みを抑え、進行を防ぐことができます。
まとめ
外反母趾は、足の骨や筋肉のバランスが崩れることで起こる症状です。
その進行を防ぐには、日常生活での靴選びや歩き方の見直しが欠かせません。
- 足に合ったサイズを選ぶ
- 機能性の高い靴を選ぶ
- 早めにケア・相談を行う
足は、毎日の生活を支える大切な土台です。
「痛みが出てから」ではなく、「今から」見直すことが、将来の健康につながります。
安城・刈谷・知立エリアで外反母趾の痛みや靴選びにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの足が、もっと快適に、軽やかに動くサポートをいたします。
