【扁平足が体に与える影響とは?】~やさしくできるケア方法を紹介~
「最近、歩くと足がだるい…」
「立ち仕事の後、膝や腰まで重たく感じる…」
その原因、もしかすると「扁平足(へんぺいそく)」かもしれません。
扁平足は決して珍しいものではありませんが、放っておくと足だけでなく、膝・腰・姿勢といった全身に負担をかけることもあります。
この記事では、
- 扁平足とはどんな状態なのか
- 体にどんな影響があるのか
- 自宅でできるケアや対策
について、できるだけわかりやすくまとめました。
扁平足とは?原因と特徴
扁平足とは、足の裏にある「土踏まず(アーチ)」が低くなっている状態のことです。
通常は少し持ち上がっている土踏まずが、地面に近い、または足裏全体がべったりついているように見えます。
主な原因
- 生まれつきアーチが低い
- 加齢や筋力の低下
- 足の靭帯のゆるみ
- 長時間の立ち仕事や運動不足
扁平足そのものに痛みがなくても、知らず知らずのうちに足への負担が大きくなり、トラブルにつながりやすくなります。
扁平足が歩き方や体に与える影響
土踏まずはクッションの役割を果たし、体重を分散して衝撃をやわらげてくれます。
扁平足になるとその機能が弱まり、次のような不調が出やすくなります。
- 足裏やかかとが痛くなる
- 歩き方が不安定になる
- 疲れやすく、つまずきやすい
- 足の形に変化が出てくる
足の土台が崩れることで、体全体のバランスまで乱れてしまうのです。
扁平足で起こりやすい痛み
- 足裏の疲れや痛み
- かかとの痛み(足底筋膜炎など)
- 足首のだるさや痛み
- 足の甲や指先の違和感
さらに進行すると、歩くときに衝撃を吸収できなくなり、膝や腰にまで負担が広がります。
足以外にも広がる影響
扁平足が続くと、歩き方や姿勢のクセにつながり、次のような不調を招くこともあります。
- 膝の痛みや腫れ
- 股関節の違和感
- 腰痛や背中の張り
つまり、足のトラブルと思っていたことが、全身の不調に影響しているケースも少なくないのです。
自分でできる!扁平足のセルフチェック
- 足跡でチェック
濡れた足で床に立ったとき、土踏まずの跡がはっきり残っている → 扁平足の可能性あり。 - アーチを触ってみる
立った状態で足の内側を触り、盛り上がりが少ない → 扁平足かも。 - 疲れの出やすさ
歩いたり立ちっぱなしで足・膝・腰がだるい → 扁平足の影響が考えられます。
インソールと靴選びで足をサポート
扁平足のケアで特に大切なのが、インソールと靴の選び方です。
- インソール:土踏まずを支えて、衝撃を吸収・分散してくれる
- 靴選び:かかとがしっかりしていて、足に合ったサイズ・形の靴を選ぶのがポイント
自分に合った靴やインソールを使うことで、歩きやすさがぐっと変わります。
毎日できる簡単な運動とストレッチ
扁平足は筋力や柔軟性とも関係しているため、少しの工夫で改善が期待できます。
- タオルギャザー:足指でタオルをたぐり寄せる
- 足裏マッサージ:テニスボールを足裏でコロコロ転がす
- ふくらはぎストレッチ:壁に手をついて片足を後ろに伸ばす
- 歩き方の意識:かかとから着地し、つま先でしっかり蹴る
毎日のちょっとした習慣が、足の健康維持に大きな助けになります。
まとめ
扁平足は、単なる足の形の問題ではなく、体全体に影響を及ぼすことがあります。
まずはセルフチェックで自分の足を知り、靴やインソール、ストレッチなど身近なケアから始めてみましょう。
もし痛みが続くようであれば、我慢せずにみうら接骨院にご相談ください。
「健康な体は、足元から」
今日から少しずつ、足をやさしくケアしてみませんか?

